メッセージ「復興!石屋魂」/庄子石材店

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創業百余年、変わらぬ「石屋魂」を受け継いで─。庄子石材店

メッセージ「復興!石屋魂」

■東日本大震災の復興支援活動報告

庄子石材店は、浄土寺様(仙台市若林区荒浜)の東日本大震災犠牲者を追悼する慰霊碑の建立計画を支援しています。
現在、東日本大震災の“3回忌”にあたる2013年3月11日に、深沼に住んでいた方の慰霊碑を浄土寺様に建立する計画が進められています。浄土寺様と深い関わりがある当社はこの計画に賛同し支援活動を行っております。
浄土寺様の再建や墓地の復活には長い時間が必要ですが、この計画がその第一歩となるものと考えています。

3月11日に法要が行われました。

当社の原点である深沼の浄土寺様は、想いの詰まった場所。

浄土寺様は、私にとって特に想いの詰まった場所。しかし、その墓地は壊滅的な被害を受けました。
若林区といえば、仙台市の中でも津波被害の最も深刻だった地域のひとつで、当社の深沼店は海岸線から直線距離で500mほどの場所にありました。そこでの津波は、同店から近い荒浜小学校の校舎3階にまで達するほど巨大なものでした。

もともと当社では独自の耐震(免震)工法を年々改良を重ねてきており、現在の形式で施工した墓石は、今回の地震でも倒壊はおろか、ズレなども起こしていませんでした。しかし津波の圧力は強大すぎました。 それだけに「浄土寺様墓地の復旧は当社がやらなければ」との気持ちが強くあります。全面的に修復できるのはまだ先のこと。いま出来ることは、さお石や花立てなど、持ち主のわかる石を元の場所に戻す程度です。それでも墓石を戻すことで、被災した檀家の方々は先祖供養ができ、そこから希望を見い出し、それが生きる力にもなっているのです。


お墓には家族の原点がある。その信念を復興活動の道しるべに。

私は地震発生当時、利府店で接客の最中でした。津波が鎮まってから深沼地区へ帰ることができたとき、そのあまりの惨状を目にして言葉を失いました。深沼は私の母の実家のある場所で、当社の原点です。しかし見渡す限り建物も何もなく、本当に全滅の状況でした。そこには主に現場施工用の各種資材や機材、全車両のほか、墓石製品等を置いていましたが、店舗ごとそれらすべてを流されました。そして何より、巨大な津波は3人の従業員の尊い命まで奪っていきました。

トラックやクレーンなどを新たに入手し、本格的に業務を再開できたのが昨年6月。それから年末までに完了した墓地・墓石の修復工事は約1,000件にものぼりました。青森・秋田・山形・長野・神奈川などから、多くの石材店がいまも応援に駆けつけてくれています。多くの方が大切な人を亡くしたいま、一人でも多くの方にお墓を通じて先祖供養をしていただきたい。それが石材店として、当社の使命だと思っています。その想いは応援に来ている石材店とも共有しているものです。

今回の震災を通して、お墓には家族の原点があり、そこにもう一度戻ることで、みんなが未来へ向かって第一歩を踏み出す力をいただいていることを実感します。苦しい状況でも、みんなが共に生きるためのひと筋の光を見い出せる、そんな場所にお墓をしたい。それが復興のために、いま当社が出来ることのひとつと考えています。


代表取締役社長 庄子直樹

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